スタッフルーム第一回です。
ある一定のテーマで、色々書いてゆきたいと思って作ったこのコーナー。
まず初めのテーマは、「人」。
いろんな人がいて、様々なものが形成されてゆく。その一片をお届けできればと思います。
人@
「あなたは、本当の自分を出していませんね」
と、生まれて初めて会った人に、さくっと言われた。しかも、昨日。
昨日、七つの海と契約していて、アロマテラピストでもある方のご紹介でHさんという方にお会いした。普段はオフィスで働いていて、土日は予約制のトリートメントを自宅で行っている彼女は、いい意味で年齢不肖な感じだけれど、きちんと人生を重ねてきた感じのする人だった。
横浜で集合して、七つの海のメンバーと、彼女で、和気あいあいとご飯を食べていた。そのうち彼女の仕事(トリートメントのほう)をしていて、”気”の話など出て、非常に興味深くお話を伺っていた。
そのとき、「今日の雨は止みそうにないね」とか言うのと同じトーンで、「本当の自分を出していませんよね」と言われたのだ。
「何か、自分を窮屈な枠に入れようとしている感じ。それが取れて、本当の自分が出れば、もっと楽しくて面白くなるのにね」
とも。
言われたほうは、『ひょえ〜』という感じである。
少なくとも、その日の私は、ものすごく閉じていた。最近ちょっときついなあ、と思うことがあって、正直、閉じてないと泣いちゃうなあ、と思っていたのだ。
実は、Hさんは、人のそうした”状態”を感じやすい体質なのだそうだ。
言われるほうはびっくりだが、ご本人に言わせれば、
「子供が具合悪い時に、お母さんがすぐ気づいて、大丈夫?って言うのと同じ。友達が元気ないなあ、というのと同じ感じなの」
とのことだ。
私以外にも、社長が、
「ここ痛いでしょ、ここ」
と、肩をぐっと押されて、一発でつぼというか痛い所を発見されていた。また、「ものすごく長年のいろんなことが溜まっていて、頭とか肩が固まっていて、すごく心配…」と言われていた。
ちなみに、その日いたメンバーの中で、もっとも自分を出していない、と言われ、「やっぱりか…」と神妙な顔をしていた。
そういう風に、体や心が固まってしまっている時、やはりマッサージやトリートメントなどは、有効なようだ。それはおそらく、いわゆる「リラクゼーション」の中で、人が人の肌に触れて行うという点が、ダイレクトにその「凝り」をほぐすのだろうと思う。
また、その人が好む香りなどでその人の内面の有りようなども現れるそうで、その香りによって、トリートメント方法なども左右されるらしい。たとえば、ウッディな香りを良いと感じる人は、確固たる自分が出来ている人の場合が多いとか、ローズなどフローラルな香りが嫌いな人は、女性的なものに否定的だったりするのだそうだ。
受けるほうにとっては大変ありがたいのだが、Hさんのように、人の状態を感じやすい人は、トリートメントをしていて辛くないのだろうか、と思うのだが、
「トリートメントをするほうも、癒されるのよ」
とおっしゃっていた。
そういうところが、やっぱり人と人との関わりの重要性というか、大事な部分なのかなあ、と思った。
そんな、Hさんとの出会いのお話。
担当:七つの海 ねばプロ係 K
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