"Think
globally , act locally."
(地球規模で考え、地元で活動しよう)
環境問題で、有名な言葉。
私は、結構この言葉が好き。
locallyを、草の根とか、自分の範囲で、というニュアンスに捉えているからかもしれない。
それにも増して、Think globally
、である。
地球規模で考える。
一見壮大だが、とても大切なこと。
例えば、地球温暖化。
「暖かくなるならいいじゃんか」
とおっしゃった方にお会いしたことがあるが、もちろんそんな簡単なことじゃない。
今は色々、環境問題に関する知識が定着しつつあるので、ごく簡単に申し上げると、
@気温が上昇する
A気温以外の気象現象に影響が及ぶ。例えば、気圧配置が換わったり、台風のタイプが変わる。
BAが起きると、降るべき雨が降らなかったり、降らなくても良い場所に降ったりする
Cそれまでの気候から大きく外れる気象現象は、災害や農作物の不作が起こりやすい
と、こんな感じらしい。
地球の歴史の中でも特異な速いスピードで気温が上昇しているため、つまり気候が変動しているため、その過程においてどうしても異常が出やすいのだ。亜寒帯が温帯になるとかそういうことなので、そりゃあ無理が出るであろう。
すでに起きていることとしては、ここ最近の異常気象、例えばヨーロッパの熱波や、日本の豪雨・土砂災害など。
沈む国・・・
そして、気温上昇に伴う海面の上昇で、「ツバル」という島国は海に沈んでしまうといわれている。
日本も海岸線を中心に国土が失われそうだが、彼らは国を失う。
今世紀、初の環境難民が生まれる。
このことを知ったとき、物凄くショックだった。
もちろん、人間の活動による気温上昇が「全て」の原因だ、とは言わない。
でも、それも原因の一つとなって、誰かの国がなくなる。故郷がなくなる。
また、熱波や洪水や豪雨で、多くの方が亡くなっている。
天気は、こんなに簡単に人を殺すのだ。
地球のいたるところで、誰かの大切な人が失われてゆく。
なんて、恐ろしい。
地球規模で考えることは、地球規模で命のことを考えることだ。
だから、環境問題を考えることは、命のことを考えることだ。
大切な命のために、行動することだ。
"Think globally , act locally."
難しいことではない。
自分の大切な人の命を思う、そんな気持ちで自分達の住む地球のことを思い、出来ることをやってゆくこと。
そんなシンプルなことが、環境問題に取り組む、ということにつながってゆく。
去オつの海 ねば塾プロジェクト係 K
※地球温暖化に関しましては、私の知識による記述でございます。研究などどんどん進んでおりますので、最新情報は別途資料などお探し下さい。ちなみに、植生(植物の分布)なども気候の変動についていけず、森なども失われるかもしれません…
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