以前、スタッフルームに自分と長野の思い出を寄稿した、われらが東川社長。
彼は、このプロジェクトの発起人であり、いわば生みの親である。
「熱い」
彼を一言で表現するならば、「熱い」。
自分の中の優先順位がはっきりしているらしく、それに向かって突き進む。
その過程では悩んだり、迷ったりしているようだが、たどり着くべき場所は知っている、という感じ。
そして、いつも激しく忙しそうだ。
時間があるときは、何かやっていたい!!というタイプである。
休むことを知らないのでは!?という勢いだ。
忙しそ〜う、にしながら「面白いなあ!」と言う。
もちろん、風邪は気合で治す。
インフルエンザを、「熱いお風呂に入って、上がりきった体温で直した」、という凄まじさだ。
そんな彼の大好きな人は「矢沢永吉」。
ぴったりだ。
若い頃は、会社の外で喧嘩して、会社に帰ってきて喧嘩して、コブシから血を流していたような人だ。
今も、あまりにも理不尽なことにあうと、著しく厳しい感じになる。
さすがに今は会社を経営する立場なので、本人は抑えようとしているし、実際抑えているが、押さえ込んでそのあとがとても、つらそうな、悔しそうな感じがする。
「戦う男」
そんな彼は、笠原さんが大好きだ。
「あの人は、戦っている!!」
とつぶやく。
戦う男が好きらしい。
彼は、今から12年前、28歳で七つの海を創業した。
順調・・・ではなかったそうだ。
12年前、ナチュラルなものやオーガニックなものの需要は今とは比べ物にならないほど少なかった。
しかも、バブルがはじけたばかり。不景気もいいとこだ。
逆風だった。
給料が出なくて、新聞配達のバイトをして、奥さんとお子さん2人の生活を支えた。
それでも、信じて歩き続けた。
その頃を知らない私では、表現できない険しい道のりだったと思う。
今、ナチュラルなものや、オーガニックなもの、本当に良いものが認められる時代がやってきた。
彼がかつて信じた時代がやってきた。
しかし、彼はまだ前を見据えている。
彼だけが知っている「目指すべき場所」へと続く道。
何だかんだ言って、自分自身も「戦う男」なのだ。
←社員を連れて行ってくれたビリヤード場にて。
七つの海 ねば塾プロジェクト係 K
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