話し相手
はじめまして。初めてスタッフルームに投稿させて頂きます“おすぎ”というものです。
私自身、実は双子ですが某映画評論化の様に雄弁ではありませんので、気の利いた話題を提供できるかどうか・・・・自信がありませんがやってみます。
普段から「これって、絶対はずせないよね。」と感じることについて少しお話させて頂きたいと思います。
さて、七つの海に入社しまして早一年が経過しました。
慣れない仕事で空回りして、大きなミスをした時や頭がパニック状態になったとき、机の上の「たつ坊」を眺めます。
「たつ坊」って何???
これは身長15cm、座高12cmのおでぶパンダです。
年齢は1歳、性別は男の子、性格は穏やか、三男坊なので甘え上手、です。子供なので目と目の間隔が広く、とっても短足です。
「たつ坊」の出生について。現在97歳の私の祖母が、道楽で始めた編み物のほんのお遊びから生まれたのが「たつ坊」です。もともと人形作りが好きな祖母は「表情を作るのはとても難しいけれども、可愛い顔ができると愛おしくてたまらないよ。」と言います。
「たつ坊」の前に作ったお兄ちゃん二人は、賢そうだけど愛嬌が無いなぁ・・・という表情でしたが、三男坊は今にも「こんにちは!」と笑いかけてくれるような可愛らしさがあるんです。
撮影:おすぎ 「生まれてくる感じ」を表現しているそうです。
そもそも癒されたいと感じるのは、やっぱり心が疲れたとき。
なんだかもやもやした自分の気持ちにげんなりしたり、物事が思い通りにいかない時、やっぱり気持ちを入れ替えたいって思いますよね。気分転換方法は皆さんばらばらだと思いますが、身近なものや身近な人でちょこっと癒されたい気持ちは共通してあるような気がします。
でも、この忙しいご時世、なかなか難しい。それに「甘ったれるな!」って言われそうだし・・・・「癒しなんか必要ない!」なーんて言われたらさらに撃沈しそう。だから簡単に人に相談もできない時もありますよね。
そんな私の複雑な気持ちを受け止めてくれるのが「たつ坊」なんですよ。本当は喋りも動きもしないただの毛糸のぬいぐるみ。なんの役にも立ちゃしない・・・はずなんですけどね。
でも、きっとじっと話を聞いてくれるし、励ましてもくれると(実は一人二役なんだけど)信じられる対象を持つ事はとっても大切だと思います。
それは化粧品作りにもつながるような気がします。打ったテニスボールみたいに、直ぐに跳ね返ってこなくても、根気強く語りかければ、返ってくる言葉はきっとあるはずですよ、うん。
それでは、またスタッフルームに呼んでいただけることを願って・・・ごきげんよう。
七つの海 おすぎ
撮影:おすぎ 時には激しく・・・
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