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Vol.63 リサイクルではなく、リユース。

繰り返し「使う」。

10年位前。
環境先進国といわれるドイツで、ペットボトルのリサイクルではなくてリユースが行われている、ということをテレビで知った。
リユースとは、同じものを再度使うこと。
たとえば、ペットボトルの飲み物を買って飲み終わったら捨てるのではなく、お店や所定のところへ持っていく。
すると回収されたペットボトルは洗浄されて殺菌されて、再び飲み物を入れるペットボトルとして世の中に出て行く、ということ。
初めて知ったとき、ちょっと感動した。
きっと日本もすぐにそうした世の中になるんだ、と思っていた。

日本では。。。

が、残念ながら、まだ日本はそこまではいっていない。
日本の人は、本当に清潔好きで、それは素晴らしいことなんだけど、残念ながらこうした取り組みにはむかないのかもしれない。
直接飲むものだし、プラスチックはガラス瓶のリユースと違い小さな傷なども発生するので見た目が若干新品からは劣るので。

ところが。
先ごろ発表された環境省の「ペットボトルを始めとした容器包装のリユース・デポジット等の循環的な利用に関する研究会」が中間報告によると、今秋にも容器包装のリユース・デポジットを実験的に導入する予定らしい。
ついに、リユースへの第一歩!
もちろん、マイカップやマイボトルの普及も大事だけれど、浸透していない人やペットボトルで購入することが多いもの(ミネラルウォーターとか)を考えると、とても良いと思う。

化粧品容器の「リユース」。

ちなみに。
個人的な話だけれど、化粧品の仕事についたときからいつか化粧品の容器のリユースが出来ればいいのに、と思ってきた。
実際、ねば塾まん天でも検討した。
ただ、回収などのことを考えると道はひどく険しい。
普及の問題もあるし。
ただ、飲み物の分野でそうした動きが加速すれば、世の中の流れとして実現してゆけるのではないだろうか。

今回のことは、色んな意味で希望だし、是非成功することを願っている。

(有)七つの海 ねば塾プロジェクト係K


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